先日、イタリア中部沖のジリオ島付近で起きた、
大型豪華客船コスタ・コンコルディアが座礁した事故では、 船長がいち早く逃げ出しました。そして母親に電話して、 ママ、ボク事故起こしちゃった!でも力を尽くしたんだ! というようなことを話したとか!?(マザコン?) 4200人もの乗客の命を預かる船長にはリーダーとしての資質が 不可欠だと思いますが、どうしたことでしょうか。 小惑星探査機を題材にした映画「はやぶさ遥かなる帰還」。 はやぶさのプロジェクトを率いたJAXAの川口純一郎教授は、 困難な状況でチームの士気を保つ方法として、 意思決定の仕組みを見える化して意見が積極的に出るようにした、 とのことを仰っています。 ロン・ハワード監督による1995年の映画「アポロ13号」においても、 組織が危機や変化を乗り越える際のリーダーによる効果的な態度が、 船長によって見事に描かれています。 リーダーの危機突破力について、一橋大学大学院の佐山展生教授も、 平時にはリーダーの必要性は小さいが、非常時こそ大きく、 誰もが方向性を失いどうすれば良いか分からない時こそ、 リーダーは真剣に考え瞬時に解を出さなければならないと仰っています。
by jasmine_herb
| 2012-01-18 00:10
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