ISI流通経済研究所主催のセミナーに参加させて頂きました。
テーマは「企業の盛衰と経営革新」、 経済ジャーナリスト小倉正男さんの講演でした。 経営=人間力を中心テーマとして様々な企業の盛衰を語られました。 最近話題の企業では、コダック、オリンパス、セブン&アイ、トヨタ、 についての歴史的なお話も聴けました。 特に印象的だったのは、ビール業界のキリンとアサヒの関係について、 キリンホールディングスの王座再奪回から垣間見える経営革新の本質、 そこに迫る興味深い内容でした。 アサヒはサッカーのスポンサーにもなって「若者のビール」と言われ、 キリンは「オジサンのビール」などど言われていた時代があった。 アサヒスーパードライに敗北した事実を目を背けずに受け止め、 発泡酒という「まがいもの」で勝つ、そんな戦略変換を行った結果、 今日、家では発泡酒「まがいもの」を飲むことが主流になった。 こうして「事実肯定による経営改革」を成し遂げたというお話でした。 「事実を直視すること」はトヨタ自動車発展の歴史においても、 「現地現物主義」として大切にされてきたことだそうです。
by jasmine_herb
| 2012-01-26 11:57
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